(顔がこわい^q^)
あいさつ
本日の動画はアイデアの作り方です。
いいかえるとアイデアを考える方法です。
「アイデアって才能じゃない?」と思いましたね?!
たしかにもともと突飛なアイデアを生み出す能力がある天才はいます。
でも、世の中のアイデアを生み出す仕事をしてる人が全員ものすごい天才でしょうか。
そんなわけないですよね。
私は映像の企画や構成をメインに、考えることを仕事にしています。
いままでずっと、動画を作ったり、絵を描いたり、コスプレしたり、写真を撮ったり、人形を作ったり、文章を書いたり、趣味の範囲から本気の仕事として、いろんな創作活動をしてきました。
このような積み重ねがあっていま、映像を仕事にしている私がいます。
ずっと創作活動を行ってきて、感じるのは、アイデアを産むことは、筋トレのようなものと考えています。
腹筋を毎日やっていたら、おのずと楽になって回数が増えてきますよね。
それと同じように、アイデア作りも、アイデアを生み出す“筋力”を鍛えれば、アイデアを生み出しやすくなります。
アイデア力を鍛える本
アイデア力を鍛える参考になる本がありますので紹介します。
ジェームズ・ヤング『アイデアの作り方』
アートよりはビジネス書寄りですが、考え方のコツが端的にまとまっています。
外山滋比古の『思考の整理学』
考える頭を整える方法が書かれているこちらもおすすめです。
1983年に刊行されて以来のロングセラーです。
2008年には東大・京大生協の書籍販売ランキングで1位を獲得したことから、“東大・京大で1番読まれた本”というフレーズが生まれました。
具体的な方法
カード法
- カードでも大きめの付箋でも構いません。紙を数枚用意します。
- 企画にかかわる要素を書き出します。単語と、その下に内容や関連する内容を書きます。
- 20枚くらい書いて、一望できるようにカードを視界に並べます。
- 眺めているうちに、「これとこれ組み合わせたら面白そう!」という組み合わせに気づきます。
長い時は30分くらいカード群を眺めているときもあります。
そういうときはうんうん唸って考えるより、ぼーっと眺める方がいいです。
ある程度リラックスした状態の方がクリエイティブな思考が働きやすく、アイデアのきっかけをつかみやすいです。
お風呂はいってるときや、散歩中にアイデアが湧いた経験はあるかと思いますが、その状態を机の前でもできるとカード発想法がより使いやすくなります。
マインドマップ
おもいつくまま書き続けます。
枝の最後に出てきた単語を見てください。
最後の単語は、最初は思いつかなかった単語ではないでしょうか。
最初と最後の単語を組み合わせてみたら、アイデアの取っ掛かりとして使えそうですね。
おおげさにする
映像でもなんでも、タイトルが極端なものが注目を集めますよね。
世界一、とか、日本一とか。
その極端なタイトルを意図的に作ってアイデアの元にします。
企画の題材が、「地元で長年愛されるお地蔵さんを使ったおみやげ作り」だったとします。
それなら、こんな感じ。
- 小さくする→ 日本で一番小さいお地蔵さんのお守り
- 大きくする→ お地蔵さんの顔と同じサイズの「地蔵まんじゅう」
大喜利をやるくらいのつもりで、小さくしたり大きくして、遊びます。
遊ぶのが一番大事です!
一番大事なことは知識と経験
アイデアの作り方について、参考書と、作り方を紹介しました。
文字に書き出す、目に見える形にする、この2点が重要です。
共通点や接点がない要素をくっつける案が湧きやすくなります。
ここでアイデアに関して、一番重要なことを言います。
この方法を使えばとんでもなくすばらしいアイデアが生まれる、という方法論はないです。
この紹介したコツも、自分の中にストックがないと考えを広げていけないです。
アイデアが湧かない人はアートに触れる時間を増やす
カード発想法などを試しにやってみて、手がすぐ止まったなら、自分がもっている知識や経験が、豊富なアイデアを生み出すには圧倒的に足りないということです。
反省!!!
自分の見識を広げる機会を意識的に設けましょう。
- 常に本を携帯して、1日1冊本を読む。
- 日曜に寄席に行く。(寄席は毎日同じ時間に公演しています)
- 毎週水曜映画サービスデーは映画館でランダムに映画を見る。
しかし、悲しいことに自分で時間そういう時間を取ろうとすると、仕事に圧迫されて続かなくなりがちです。
そういう場合は上記に挙げたような、映画や劇場公演の予定がおすすめです。
人の決めた時間に自分が合わせることになるので、意外と続きます。
楽しみ×他人が決めた時間のエンターテインメントを取り入れると、「劇場に行くためにぜったい定時で仕事終わらせてやる…!」とオンとオフの区切りがなかば強制的に入ります。
私もだらだら仕事しがち…と思ったら、映画や演劇の予定を入れてます。
アイデア力は「きっかけを掴む力」
アイデアは「きっかけを掴む力」だと思います。
そのきっかけを掴む力の源泉はなにかというと、蓄積した知識や経験の量です。
「おもしろい人」っていますよね。
人生をかけて夢中になってやっている趣味がある人は「おもしろい人」だと感じますが、その趣味で圧倒的に蓄積した知識や経験があるから「おもしろい」のだと思います。
アイデアの源泉をつけるためには本が最強
「趣味はないし…、演劇や映画もそもそも理解する前提の知識がなくて……。でも、アイデアを産む力をつけたいんだ」と思ってる方もいるんじゃないかと思います。
そういう方は本が一番取り入れやすいです。
本が一番コスパが良いです。特に古典です。
筆者が一生をかけてたどり着いた境地を、我々は数時間その本を読んだら理解できるんです。
すごいことですよ。
『徒然草』『枕草子』など、教科書に載るような古典から読むのがとっかかりには良いと思います。内容もなんとなく知ってるものですから、簡単に説明はできますよね。
ただ、その教科書に出てくる古典も、全てを読んでますか?
ほとんどのひとは読んでないはずです。何冊か読み通したら、それだけで見える世界に差がつくんですよ。読まない理由があるだろうか、いやない(反語)。
古典の説話集というジャンルには、ちょっとエッチな笑い話を集めたものがあったりします。
有名なのは『今昔物語』ですね。ばかばかしい下ネタが、福を呼んだという「蕪」の話が好きです。
古典文学にたいして、むずかしいと思わないで、現代語訳や漫画を読んだりして、気軽に読んだら良いと思います。
ちなみに、私は王道の古典作品は漫画で理解してから、本編を読みました。
まとめ
アイデアを生み出す方法と参考書について紹介しました。
本は簡単に読めるものを、テクニックはすぐ使えるようなものを選んだので、今すぐにでも出来るものばかりです。
ただし、アイデアを生む力は一瞬ではつきません。今回紹介したようにコツはありますが、まさに「ローマは一日にしてならず」です。
私自身にアイデアを生み出す力がついたのは、好きなことを突き詰めた結果だと思います。
一番の極端な行動エピソードは大学院に行くために、何百万と奨学金を借りたこと…です……。(正直真似しない方がいい)
その結果、返済するには起業してビジネスを作らないといけない!と奮起して、その過程で紆余曲折して映像制作者という現在に至ります。
好きなことを突き詰めると人生に浮き沈みの波が出来ますが、その分、経験としてのアイデアの源が増えたのかも…と今になって感じます。
最後に、アイデアを生むのは筋トレのようなものです。急に面白いことを考えようとしても、頭は急に回りません。
自分のなかの経験や知識に甘んじず、新しい要素を吸収し続け、アイデアを考えつづけられる人が「アイデアマン」になれます。